ロゼッタストーンは様々な問題を解いていくことでゲーム感覚で英語が覚えられるコースですが、それでもただやるだけではもったいないです。どうせやるなら最大限効果的に勉強するのが一番で、それにはあるコツがあります。
英語を学ぶにはイマージョンは必須
ロゼッタストーンはDynamic Immersion™(ダイナミック・イマージョン)というメソッドの下で会話、発音、リスニングを徹底的に学んでいく英語教材です。
ここでいう「immersion」とはもともとは「水に浸かる」といった意味で、その言葉通りどっぷり英語に浸かる勉強法を指します。つまり日本語を使わずに英語で物事を考えて、英語で学んでいく方法です。
日本の学校の英語教育があまり良くないのは、全て日本語で説明してしまうため生徒が翻訳する癖がついてしまうことです。
逆にアメリカの英語学校ではほとんどがこの「immersion」のメソッドを浸かっており、生徒たちには母国語の使用を禁止しているのが普通です。留学生の多くが英語が上手になって日本に帰ってくるのはこのおかげなのです。

ロゼッタストーンでやりがちなミス
しかしこれには大きな落とし穴があります。それはロゼッタストーンのような教材に日本語訳がないと、人によっては分からない単語は飛ばして、問題を解くことだけに集中しがちだからです。
次のような発音の授業のとき、知らない単語が出てきたとします。例えば「wheat」の意味が知らなかったとしてもスペルを読めば発音することは可能でしょう。
すると発音の問題はクリアできてしまうことからそのまま次の問題に進んでしまい、「wheat」の意味を調べないままにしてしまうことがあるはずです。
でもそれでは上達は望めないでしょう。イマージョンだからこそ、自分の意思で分からないことはどんどん調べていかないといけないのです。
もしこれで「wheat」=小麦、などと説明が書かれていたら、生徒にとっては楽でしょうが、生徒のためにはならないのです。

もちろんこれは単語に限らず、文法、発音、スペル、ライティングといった全ての項目にいえることです。
分からないことはその都度自分で調べる習慣をつけるようにしましょう。するとイマージョンの効果が目に見えて感じるはずです。